麻疹(はしか)・風疹予防接種のお願い
筑波大学入学試験合格者の皆様
合格おめでとうございます。筑波大学において充実した学生生活を過ごされるよう期待します。
ところで,我が国ではかつて乳幼児期の麻疹の定期予防接種が従来1回であったため,予防接種を受ける機会を逃したまま成長した若者が増加し,平成になって高校生や大学生を中心に麻疹の大流行がありました。そこで平成18年以降は小学校入学前に2回目(第2期)の予防接種を行うことになりました。また移行措置として2回目の接種を平成20年から24年度までの間,中学1年生(第3期)および高校3年生(第4期)にも行っておりますが,接種率は100%に達しておりません。
入学後の学生生活では,学内だけでなく,教育関係や医療・福祉関係の施設を訪問することもあり,年少者や高齢者と接する機会が多々あります。麻疹や風疹の感染・発病は,本人だけでなく,そうした周囲への影響も憂慮される事態となり,教育実習や介護等体験などの教育活動が制限され,卒業や就職に支障をきたすこともあります。また,外国の大学等に留学する際には,麻疹・風疹に対する予防接種を義務づけている受入国もあります。
本学では,学生の皆様が麻疹や風疹に感染し発病することを未然に防止し,適切な教育研究環境を常に確保するため,教育実習対象者に対する予防接種の勧奨を行なっています。
つきましては,新入生となる皆様には,すでに予防接種を受けた方もあるとは思いますが,母子手帳などで確認の上,2回目の接種を受けておられない方は,医療機関でご相談されて,入学前までに麻疹・風疹予防接種を受けられるよう勧奨いたします。(なお,体質や体調などによりお受けできない方に,大学としてワクチン接種を強制するものではないことを申し添えます。)
問い合わせ先:保健管理センター(029-853-2401)







