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海外渡航者は麻しんに注意しましょう-麻しん(はしか)の予防接種について-

麻しん(はしか)はウイルスによって起こる感染症です。感染力がとても強く、感染すると発疹に加えて肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。
2016年8月以降、日本国内で麻しん患者の報告数が増えております。2016年の流行は海外渡航歴がある成人を感染源とし、さらに感染者が大規模なコンサートに参加して2次感染が起こったことによります。
海外の多くの国では麻しんが流行しており、わが国でも海外からの麻しんウイルスの輸入が継続して起きています。感染者の多くは、ワクチン未接種者あるいは接種歴不明者です。
麻しんにかかったことがなく、予防接種を受けたことがなければ、海外旅行前に麻しん予防接種(あるいは、麻しん風しん混合ワクチン:MRワクチン)を受けてから出かけてください。
麻しんおよび麻しん予防接種については、以下のリンクもご参照ください。
<国立感染研究所>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/657-disease-based/ma/measles/idsc/iasr-topic/7130-445t.html
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/656-disease-based/ma/measles/idsc/idwr-topic/7152-idwrc-1709.html
<海外渡航のためのワクチン(厚生労働省検疫所)>
http://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html

2017年3月27日 | Author: 保健管理センター